働く女性の妊娠時期の過ごし方

女性の仕事生活において、妊娠しながら働くというケースが十分考えられます。私などは、小学1年生の時の担任の先生が、いきなりおめでたで、冬には産休に入ったので、「働く女性の妊娠ライフ」を、幼い時に間近に見させてもらいました。また、前の職場は女性が多く、自分自身も2人の子供を在職中に産みましたので、いろいろなケースを見たり体験してきたことになります。
妊娠の時期、働き方、過ごし方については、その人の状況によってまちまちですし、職場によっても対応が違うかと思います。つわりがひどくてもあまり休めないような職場・職種だと大変です。ある人は、自分自身が看護師なので、休みは取りづらく、朝、駅のトイレで吐いてすっきりさせてから出勤していたつわものです。私は妊娠初期、3週間のつわり休暇を取らせてもらい助かりました。その後も、吐き気がつらい時は、医務室で休憩させてもらえたのが幸いです。
先に書いた看護師さんのような方はその点大変で、もちろん配慮はあるようですが、母体に付加がかかりやすく、切迫流産の状態になって結局は休まざるを得なくなったり、実際に他業種より流産率が高いという話も聞きます。女性の仕事なのに女性を守りづらい――難しいところですが。看護師さんの産休事情については、こちらに詳しく載っていました。
労働基準法では、母性保護の決まりがあります。その中には、産前の女性の保護も謳われています。希望すれば軽易な業務への配置換えをしなければならないこと、妊婦健診の時間を確保すること、勤務時間の変更や軽減の措置を取ることなどが盛り込まれています。
妊娠の時期にある、働く女性は、こういったことをよく知っておき、とにかく母体と胎児を守りつつ、仕事ライフを送ってほしいものです。無理をして悲しい結果になるようなことは避けたいものです。ちょっとでも母体に負担がかかったと感じたら、周囲や、かかりつけの医師に助けを求めることが大事だと思います。